以前に投稿したブログ「バランス感覚*」でご紹介したFerrari 750 Monzaの模型ですが、別ブログ「どこまで作り込むのか*」でご紹介したバッグの模型と共に飾ってあります。この時はモデルカーを展示するケースを、実験的にガラスの色々な加工技術を表現しようとして作ったので、今から改めて見返すと、若干ケースのボリュームが大きい感が否めません。
普段はこの周りにもう一つカバーが被っています。カバーに使われているガラスは、高透過ガラスと呼ばれるもので、普通のガラスに比べ透明度が高くなっており、ガラスを接着している部分は「突き合わせ」では無く、「留め」と呼ばれる45°で接着する仕上げになっています。ちょっとした細かい技法で仕上がりが格段に変わります。特にこのように小さな模型を展示するケースの場合、視野の中に全てが納まってしまいますので、仕上げは非常に高度な技術が必要になります。
この展示の場合、荒削りな材料からこんなに細やかな作品が出来上がるという事を知って頂きたいので、展示に奥行き感が出るように、とても神経を使っています。正直なところ、この作家さんのディスプレイには泣かされます。作品の完成度があまりにも高いため、ケースのクオリティーが追いつかないのです。それでもいつか、この作家さんに認めて頂ける様なクオリティーにしたいと、いつも思っています。
Case Studyのこちらも是非ご覧下さい→ http://casebycase.co.jp/case/case-1680/
Ferrari 750 Monza