Case Study

1/43の挑戦

大阪在住のプロモデルビルダーである早川松芳氏の1/43モデルカーを、店内に展示するために色々と試みたプロジェクト。早川氏の模型は超精密かつ繊細で、その完成度は極めて高く、NHKの特集番組でも取り上げられた程である。展示されているクルマはFerrari 750 Monza。詳しくはこちらのブログ*もご覧頂きたい。

早川氏はクルマの模型だけで無く、その模型に物語を持たせるような小物も沢山作っている。バッグやヘルメット、サングラスなど。それらは写真中央に見える真鍮やホワイトメタルと呼ばれる材料を削り出して作られている。それらを一同に集めて展示をしたいと思い、作ったのがこのコーナー。普段はこの外側にもガラスカバーが被さっているが、今回は取り外して撮影をしている。

クルマを展示しているケースのカバーは、高透過ガラスという材料を使用しており、通常のガラスに比べると透明度が高く、よく美術館や高級ブランドなどで使用されている。クルマは直接ベースに置くのではなく、5mmのアクリルを一枚挟む事により、浮遊感が出て、非常に立体的に見える。ガラスケースの土台もガラスで製作しており、角は丸く削って磨いてある。透明感が素晴らしい。一番下の土台は木製下地でカラーウレタン塗装仕上げ。ガラスの角を曲げにしているため、中が非常に見やすくなっている。

Display4L

Ferrari 750 Monza  ピニンファリーナによりデザインされ、1954年に開発生産された3.0L直列4気筒エンジンを積んだクルマ。
模型の下のアクリルは5mmの透明アクリルであるが、サイドのキラつきを無くすために、ペーパーを当ててヘアーラインに仕上げている。この細かい拘りが、クルマの仕上がりを引き立ている。

F750_4L

真鍮やホワイトメタルから削り出され、丁寧に塗装を施されたバッグや小物。その展示台にも早川氏の拘りが込められている。外側の箱は特注のジュエリーボックスであるが、一般の市販品では氏の要求を満たせられない為、最高レベルの工場で作ってもらった特注品。細部のステッチに至るまでその技術が注ぎ込まれている。

Hayakawa4L

ガラスケース
 5mm高透過ガラスカバー/20mm角丸ガラスステージ
 ステンレス板にアクリル板
本体ケース
 5mm曲げガラスカバー/背面ミラー
 木製下地カラーウレタン塗装仕上げステージ
 

CASE STUDY2016.8.13
http://casebycase.co.jp/case

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