弟が勤める職場の同僚の方からご依頼を頂き、製作した円形のテーブル。イタリアのマルケジーニ社というバイクのホイールの世界では非常に有名なブランドだそうで、破損での交換を機にテーブルとしての新しい役割を与えられる事になりました。クライアントは非常にメカに精通された方だそうなので、ディテールに対する並々ならぬこだわりが感じられます。白いホイールの色にガラスのグリーンがとても映えます。

写真は全てクライアントからご提供を頂いたもので、とても素晴らしいです。部屋の陽だまりの中、このテーブルに座ってコーヒーを飲むと、色々な思い出がよみがえりそうです。天板ガラスは15mmの厚みがあり、周囲を「カマボコ磨き」という手法で仕上げられています。断面がカマボコみたいなのでそう呼ばれています。

ガラスとホイールの接点には透明のクッション材を用いています。当初はガラス側に加工を施して、固定しようとしたのですが、結果的にこのシンプルな方法がベストでした。

それにしても、思い入れのある品を使って何かを作る事を依頼されるのは、本当にうれしく思います。

Works>思い出はテーブルになって走り続けるに詳しく載っていますので、是非ご覧下さい。