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存在感を消す

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先日、東京のD&DEPARTMENT*さんに納品に行ってきました。常日頃から模索している「工業用シェルフの可能性*」の思想を引き継ぐハンガーラックです。今まで色んな形を生み出してきましたが、今回は単体としての完成度がとても高いです。工業用シェルフのアングルは結構ラフに作られており、同時にそれが魅力ではあるのですが、別の部品を組み合わせるとなると、そのラフさを崩さないように気を配ります。後から追加で部品を作ったと分からない様に存在感を消し、什器に溶け込ませる。出来上がりを見ると何てこと無いように見えるのですが、何てこと無いように見えてくれると、逆にうれしいです 笑。基本的なアイディアは、いつもデザイナーさんが投げて下さいますので、それをどのように溶け込ませるかに集中します。

誤解を恐れずに言うと、D&Dさんの仕事はとても難しいです。いつも頭の中にあるイメージをフワッとした形で投げかけられます。それを解釈し、ある程度定まった形にしてご提案をすると、「いやそこはそうじゃない」と鋭くご指摘を受けます。自分では長い間お手伝いをしてきて、「この人ならこの形だろう」と思っても、その方は常に先を行ってますので、僕の思い込みは通用しません。表現は悪いですが、振り回されることもあります。でもD&Dさんのご依頼からは得られる事がとても多く、ついつい楽しくて引きずり込まれてしまいます。次はどんな依頼で頭を抱えさせて頂けるのか?とても楽しみです。