Blog

未完成の図面

DrawingMBL

Home>>> BlogTop>>> Days>>> 未完成の図面

毎日沢山の図面を描きます。

一番気を付けているのは、何よりも分かりやすく描くと言うこと。でも、分かりやすくと言っても、沢山の情報を描き込めば分かりやすくなるという訳ではありません。可能な限り描き込む情報を絞り、図形を慎重に配置し、寸法線を丁寧に引いていきます。作る人が必要とする情報は何かを考えるには、ある程度作る人との対話をする必要がありますから、できるだけ職人さんとは会話をするようにしています。時には職人さんに注意を受けることもあります。

もう図面を描き出してから20年ほどの年月が経過してますが、未だに満足する図面というのは描くことができません。いつももっと描きたいのに、時間が限られているので仕方なく未完成の図面を提出している感じです。その時のコンディションというか気持ちが描く図面には現れますので、以前に描いた図面を見て関心することもあれば、呆れることもあります。

僕はちょうど世の中が手描きの図面から、CADに切り替わっていく時代に図面を描き始めました。その違いは地図とカーナビみたいなものです。地図の時代に車の運転をしていた経験というのは、カーナビの時代になっても自然に生きています。画面に表示された情報だけでは無く、自分の感覚を信頼すること。画面の中に収まっている情報だけで無く、画面の外の情報を想像する事。

実は今でも手描きで図面を描きたいと思う事があり、再びドラフターを購入しようかと企んでいます。でも置く場所が無いので、いつの事になるか分かりませんが。