普段生活を送っていると、何気ないものに目を奪われる事があります。

写真はある看板を修理する時に使った電線接続用のコネクターです。1個50円ほどのなんて事は無い部品ですが、作業中にその美しさに見入ってしまいました。背面からの光を受けたその部品が光り輝く姿は、僕にとってちょっとした宝石よりも価値がある様に感じました。

物の値打ちは往々にしてその値段に決められがちです。この部品に1万円を出そうという人はいないでしょう。でも、小さな子が石ころを大切にするように、こんな部品の様な存在が放つ一瞬の美しさにハッとするような感性を大切にして、日々の生活を送りたいと思っています。

ちなみにこの看板は、いつもお世話になっている僕の大切なお店の看板です。僕が大好きなお店が大切にされている看板なので、僕にとってもとても大切です。もう10年以上(USEDだからもっともっと)お店の外で頑張っていますが、たまに調子が悪くなった時にはご連絡を頂き、修理します。満身創痍ですが、いつまでも元気で頑張って欲しいものです。