渋谷ヒカリエにあるギャラリー*(d47 MUSEUM)を運営するD&DEPARTMENT社*からご依頼を頂き、企画展の為に常設展示台を改造して期間限定の「屋台」をデパートの中に生み出したプロジェクト。そこでは47都道府県の地域の特色が溢れる品々が集められ、普段のギャラリースペースとは打って変わり、お祭りの様な賑やかな空間が現れた。デザイナーから送られてきたラフを見た時は、一体どのように作ったら良いか分からず、図面を描いている内に何となくイメージが沸いてきたが、実際に姿を現し始めると、初めてデザイナーの意図が明確に理解できた。屋台が並んでいる姿は壮観である。身の回りの身近な材料で作られたこの姿。最もCasebyCaseらしい仕事ができたと思っている。
この展示会は2014年12月に行われた、「P to P STORE (Problem to Product Exhibition Store*)」の様子で、日本の地域が抱える問題(Problem)の負の面を前向きに捉えて手を加え、それを商品(Product)として販売する事により、問題を提起するだけにとどまらず、その場で共有する事ができる構成になっている。
柱はホームセンターで手軽に手に入る針葉樹材を使用しているので、若干の狂いはあるものの、ほぼきちんと垂直がでており、奥へと続く眺めは壮観の一言。
通常は下の展示台のみを使いギャラリーとして運営をされているが、ちょっとした身近な材料を使い、こんな風に変身させてしまうというのは、本当に面白い。廊下を歩く人々からはどのように映っただろうか?
デザイン: D&DESIGN*
製作協力: 木工作家 賀來寿史氏*
仕様:常設展示台
35mm角針葉樹材
5.5mmラワンベニヤ屋根
t5×15mmアルミアーム
ノックダウン式(再利用可能)