土佐堀川の南側 三休橋筋の少し東に位置し、傍らに東横堀川が流れる、北浜の中でも少しゆるやかな時間が流れる場所。2017年12月9日、SCHOOL BUS COFFEE STOPという素敵な名前のCafeがオープンしました。開店準備の段階でご相談を頂き、Single8(シングルエイト)を導入して下さいました。物販に使われる事の多いケースですが、今回はカウンターで焼き菓子を販売する用途でお使い頂いています。
ステンレス仕上げのカウンターに置かれたシングルエイト。光沢のあるアルマイト仕上げなので、その微妙な光沢の違いとガラスの透明感が、お客さまの視線を自然に誘導します。ケースは前後が特に定まっておりませんので、この様に後ろ側を引き戸にし、対面販売でご使用頂く事が可能です。
通常はガラスの底板なのですが、お客さまのアイデアで3cmほどの木板を置いてお使い頂いています。この使い方を今までこちらからご提案をしなかった事を恥ずかしく思うほど、ケースにとても柔らかい印象を与えてくれます。この使用方法はぜひとも今後の参考にしたいと思います。
ケースの上にはお店のシンボルであるスクールバスのある風景がレイアウトされています。ケースのフレームがとても細いので、この様に天板ガラスの上に飾って頂くと、とても浮遊感があるディスプレイをお楽しみ頂けます。「このケースを写真に撮られる方がとても多いんですよ」という話を伺い、とてもうれしくなりました。
お店の外観です。1FがCafeで2Fはスクールバス空間設計という会社となっており、実はこちらが1FのCafeを運営されています。このブログを書いていて、最初は「カフェ」と書いていたのですが、なぜかその文字がお店の雰囲気と違う気がして、最終的に「Cafe」と表記していますが、カフェでもCAFEでも無く、Cafeという表記が似合う、そんなゆったりとした時間の流れるお店だと感じました。
僕が訪れたのは5時過ぎで、日が落ちてくる時間帯でした。窓際の席にはスクールバスが飾られています。個人的には移動の際に好んで自家用車を使いますが、実は夜行バスの旅も結構好きです。今は高速道路網が発達しているので、目的地までほぼノンストップで着いてしまいますが、子供の頃に乗った際は、一般道にあるドライブインに停車したりして、出発までのわずかな時間を過ごすあの時間がとても好きでした。鉄道でも寝台特急がほとんどなくなってしまった今、そういう旅(移動)を経験できる機会が減ってしまっていますので、スクールバスという名前にとても想像力をかき立てられます。
今回、シングルエイトの導入にあたり、お声がけをして下さったスタッフさんです。閉店前の時間帯に突然お邪魔したにも関わらず、撮影に快く応じて下さり、本当にありがとうございました。実は以前のブログ「Single8のある風景」でご紹介しているTHE coffee timeさまというお店から生まれたご縁で、こちらのお店でもお使い頂ける事になりました。シングルエイトに愛着を感じて下さる方々の輪が自然に広がる事を、心よりうれしく思います。
おみやげにスクールバスの模型とコーヒー豆などを頂いて帰りました。ここしばらく珈琲を控える生活をしていましたので、久々にゆっくりとドリップする時間を過ごしました。僕の事務所は難波ですので、北浜までは自転車でちょうど良い距離です。またゆっくりとした時間を過ごしに行きたいと思います。
撮影協力:SCHOOL BUS COFFEE STOP
〒541-0041
大阪市中央区北浜1-5-8 SENSEISHA BLDG. 1F
06-6205-3739
https://www.schoolbus.coffee
商品紹介
Single8 (シングルエイト)
品番:12M20
寸法:W600×D309×H336
仕様:背面引き戸、棚板1枚