8月26日(土)に渋谷区にあるビルの2Fにオープンした、ARTという名のお店。ANTHOLOGIEを手がけるデザイナーである小川 圭司氏がその目で選ばれた商品が並びます。全ての始まりは8月初めに頂いた一本のお電話で、「シングルエイトという商品を取り扱っておられるそうですが、見る事はできますか?」との内容でした。Single8は表参道にあるGOOD DESIGN SHOPでお取り扱いを頂いております。ただ、ワンサイズのみの展開である為、スタッフさんが当社をご紹介下さいました。
「明日か明後日には見に行きたいのですが。」という勢いでしたので、こちらは「東京の方ですよね?」とついつい聞き返してしまいました 笑。そしてご来店下さった小川さんは、予め頭の中に描いていたイメージを確認するかのように、お店に展示しているシングルエイトを床に置いてみたり、重ねてみたり、色々な置き方を一通り試された後、「承知しました。」と、計4台をお買い上げ下さいました。
ファッションにあまり通じていない僕は、その段階ではANTHOLOGIEというブランドを知りませんでしたし、お話の過程で「新しくお店をオープンされるのだな」という事以外はよく分かっていませんでした。ただ一つ、シングルエイトをこよなく愛して下さっている、という事は確かでした。そんな小川 圭司さんの新しいお店「ART」をご紹介します。
床に置かれた20M30(W900×D309×H539)というサイズのケース。この写真を拝見したときに、「こういう事だったのかぁ…」と、とてもうれしくなりました。小川さんは商品に浮遊感を持たせる為の「箱」を探しておられました。その用途にシングルエイトはぴったりだったのです。本来はガラスを使用しますが、万が一、お客様の脚が当たっても大丈夫なようにアクリルを使用しています。
同じサイズのシングルエイトが2台交差し、天井からつり下げられているハンガーラックと交わる姿にはドキドキします。白い空間にステンレスやアルミという金属の素材。人はよくそれを「無機質」と表現しますが、僕はそうは思いません。無機質になってしまうのは、そこにちょっとした誤りがあるからです。正しく使えばそんな事はありません。
カウンターに建物のようにそびえている2台のシングルエイト。18M10(W300×D309×H488)と18M20(W600×D309×H488)というサイズです。W900を1台という方法もあるのですが、そこをあえて2台という選択。とても素晴らしいと思います。シングルエイトはとてもシンプルな構造なので、2台並べるとその構造美が際立ちます。そして寸法の違うもの同士、お互いに引き立て合うのです。「こっちを見てよ」と言わんばかりに 笑
上述の通りシングルエイトはガラス部分をアクリルに変える事ができます。でも僕は特別な理由が無い場合にはガラスをおすすめしています。棚板の緑のラインがきれいのです。そしてわずかな事なのですが、アクリルにするとフレームとの硬質感のバランスが崩れてしまうように思うのです。また底板ですが、実は昔から一般的には型板ガラスが使われる事が多いのですが、僕は透明の方が浮遊感があって好きなので、昔からそうしています。このカウンターに映り込む姿には本当にほれぼれします…
他にもご紹介したい写真が山ほどあるのですが、全てと言うわけにもいきませんので、こちらが最後のショットです。個人的にとても好きな1枚です。この空間を構成する一員となる為に、40年以上という長い年月を過ごしてきたかのように思います。そうなんです。改めてご説明する事になりますが、シングルエイトは1973年にこの世に生まれ、現在に至ってそのデザインを保ち続けています。僕はこれからもシングルエイトがこの世に存在する事を心から願っています。そしてこの度この様な形で皆さまにご紹介出来る事を、本当にうれしく思います。
写真提供:小川 圭司氏 (ART / ANTHOLOGIE)
ART / ANTOLOGIE
150-0002
東京都渋谷区渋谷2-8-2 2F
03-6874-6347
SHOP WEB www.artartart-shop.com
BLAND WEB www.anthologie-ltd.com
GOOD DESIGN SHOP
150-0001
東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 2F
03-3406-2323
SHOP WEB www.d-department.com/jp/shop/gooddesignshop